ナマステ!マウントヒル ヨガ スタジオ山坂です。
座学で読んでいる「バガバッド・ギーターの世界 ヒンドゥー教の救済」は
インドの聖典であり、今では世界で哲学書として愛されるバガバッドギーターの
解説。仏教の見解も入っている本です。
この本の中で「知識」という言葉がたくさん出てきます。
その「知識」とは、通常の思考器官ではなく、
心のもっとも深層の部分、奥底の部分、その働き。と書いてある。
本を読んで理解しようとする、その理解するところは
通常の思考器官です。
心の深層の部分ではない。バガバッドギーターでいうところの「知識」ではない。
だから、座学ではまず、皆さんに「ぼーっと、ただ聞いてください。
理解しようとしないでください。」と言います。
そして、本文を読み、ヨガ的な解釈を話したあと、皆さんに感想を聞きます。
その感想は、「今日は、よくわからなかった。」
でいい。
感じたことがあれば、それを話してくださればいいし、
無理に答えようとしなくていい。
通常の思考期間は、
常識に囚われているので、常識のなかの自分の答え。
ぼーっとしていて、ハッと感じたこと。これを大切にして欲しいです。
その感じたこと。
その後も、普段の生活の中で、同じようなことを感じることがあると思います。
私は、ある時、感じたこと、ハッとしたことがあると、
数日同じことを、他人に見たり、人から聞いたり、本で読んだり、
それについて考える数日間、になります。
そして、あ〜なるほど、そういうことか!!!!!と答えに至る。
それが数年経って、変わることもある。
ていうか、ほとんど変わる。笑。
その時の理解というのは、確実な答えではない。
もしかしたら、答えなんてないのかもしれない。
その時の自分が感じたこと。
ただそれだけのこと。
でも、それが、私の答えだ。
自分の中から出てきた「知識」なのだ。
他人は関係ないし、常識も関係ない。
自分の中から出てきた、大切なものだ。
では、今日も良い1日を!
Hari Om Shanti